端境〜はざかい〜

端境とは

新米と古米とが市場で入れ替わる9、10月ころ。季節性のある野菜・果物・生糸の取引などにもいう。(【辞典】より引用)

結界(けっかい、Skt:Siimaabandha)とは、聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限ること。本来は仏教用語であるが、古神道や神道における神社なども、同様の概念があることから、言葉として用いられている。大和言葉では端境(はざかい)やたんに境ともいう。(ウィキペディア【結界】より引用)

古神道においては、神奈備(かんなび)という「神が鎮座する」山や森があり、この神奈備が磐座(いわくら)・磐境(いわさか)や神籬(ひもろぎ)に繋がっていった。これら鎮守の森や神木や霊峰や夫婦岩は神域や神体であると共に、「現世」と「常夜・常世」の端境と考えられ、魔や禍が簡単に往来できない、若しくは人が神隠しに遭わないよう結界として、注連縄(しめなわ)や祠が設けられている。逢魔刻(大禍刻)や丑三つ刻だけでなく、丑の刻参りという呪術があり、古くは神木(神体)に釘を打ち付け、自身が鬼となって恨む相手に復讐するというものである。丑の刻(深夜)に神木に釘を打って結界を破り、常夜(夜だけの神の国)から、禍をもたらす神(魔や妖怪)を呼び出し、神懸りとなって恨む相手を祟ると考えられていた。
これらに共通するのは「場の様相」(環境や状況)が転移する(変わる)空間や時間を表していて、夕方や明け方は、昼と夜という様相が移り変わる端境の時刻であり、昼間はどんな賑やかな場所や開けた場所であっても、深夜には「草木も眠る丑三つ時」といわれるように、一切の活動がなくなり、漆黒の闇とともに、「時間が止まり、空間が閉ざされた」ように感じるからである。また神奈備などの自然環境の変化する端境の場所だけでなく、坂、峠、辻、橋、集落の境など人の手の加わった土地である「道」の状態が変化する場所も、異界(神域)との端境と考えられ、魔や禍に見舞われないように、地蔵や道祖神を設けて結界とした。社会基盤がもっと整備されると、市街の神社や寺や門などから、伝統的な日本家屋の道と敷地の間の垣根や、屋外にあった便所や納戸や蔵、住居と外部を仕切る雨戸や障子なども、常世と現世の端境と考えられ、妖怪と出会う時間や場所と考えられた。(ウィキペディア【妖怪】より引用)

物語の舞台〜端境之國〜

『端境 〜はざかい〜』は秋津島(あきつしま)と言う架空の国の都、端境之國(はざかいのくに)を舞台にした和風ファンタジーです。


※クリックで、別窓に拡大した画像を開きます。

秋津島は平安時代の日本に酷似した島国です。
この世界には、人・鬼・妖怪の3つの種族が存在しています。

物語の舞台になる端境之國は、秋津島の中心から西寄りにある、周囲を結界に囲まれた豊かな国です。
外部との行き来は、“結界の街(東・西)”にある大門から、人のみが行う事が出来ます。鬼、妖怪は大門を通る事も結界を潜り抜ける事も出来ません。
大門から東西に延びる街道は端境之國だけでなく、秋津島にとっても主要な道となっており、商人や旅人などが多く利用しています。

端境之國の北側は鉱石などが豊富な土地ですが、さまざまな妖怪の根城になっており、人が近づく事は困難です。

南には人の行き来がしやすいよう街道が走っており、それに沿うように人の街が点在しています。
街道沿いには都もあり、様々な機関が集中しています。人口も多く大変栄えています。政の中心、貴族の住む内裏や御所も都の中にあります。

端境之國の中心よりやや南寄りの場所に、鬼が暮らす里があります。街道沿いの街のように栄えてはいませんが、鬼が自由に暮らしています。
鬼の里の西側には川を挟んで肥沃な大地が広がり、農地・農村が点在しています。
東側には貧民窟があり、危険な仕事や日雇いなどで生計を立てている人が住んでいます。


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