用語説明

端境之國で用いられる用語

【秋津島】
本土を中心に4つの大きな島から成りたち、海に囲まれた島国。
その中で1番大きな島の西に端境之國がある。
*現在の日本列島とほぼ同じ。

【端境之國】
秋津島の中心より西寄りにあり、周囲を結界で覆われた都。
*現代日本の三重・和歌山・大阪とほぼ同面積。岐阜・滋賀の辺りに存在している。
結界の街(東西)にある大門から、人のみが外部へ行き来する事が出来る。

端境之國の周囲は山脈が多く、端境之國を通らずに東西を行き来するには、険しい山道を行くか、大きく海岸線を迂回する必要がある。
そのため、多くの商人や旅人が、街道を通って端境之國を通り抜けている。
街道沿いには彼らのための旅籠があり、妖怪から身を守る為の護衛などの仕事を請け負う者もいる。

【端境】
人を害する妖怪を閉じ込めておく為に、約200年前に時の帝の娘である初代結界の姫によって施されたもの。
結界の姫の存在によって保たれ続けている。

【契りまたは契約】
人が鬼を使役する為に行う盟約。
結ぶときは、契り主が鬼の体に接触し、触れた部分に自身の印を刻み込む。
使役鬼は契り主の死後、契り主を食らってその者の力を得る事が出来る。
契約中は契り主の命令は絶対となり、逆らう事は出来ない。
2代目の姫、菖蒲の呪術により、鬼の頭領は結界の姫と契らなければならなくなった。
すべての鬼は、25歳までに1度は人と契らなければならない。

【契約の解除】
契りは契り主、使役鬼のどちらからでも解除する事が出来る。
ただし、契り主から解除した場合は何ら問題は生じないが、使役鬼から解除した場合は罰として体の部位が欠損し、鬼としての力が著しく減退する。
例:腕や足が無くなる、耳が聞こえなくなる、目が見えなくなる、等

【結界の姫】
秘女の中から生まれ、結界を維持させる事が出来る子。
髪が純白、瞳が二藍、色白であることが結界の姫の印。
先の姫が亡くなると1年以内に必ず次代の姫が生まれる。
先の姫が存命時でも次代の姫が生まれる事があるが、その場合は1〜2年の内に先の姫が亡くなり代替わりが行われる。
歴代の姫は皆短命で、16歳頃までに命を落としている。
当代は15代目。

【秘女】
初代結界の姫の姉妹の血筋の女性を指す。
結界の姫になれなかった者。
御所奥に暮らしており、次代に“結界の姫”を残す事が宿命づけられている。

【贄】
端境之國に住む妖怪たちが無暗に人を襲わないよう、定期的に捧げられる餌。
罪人や親の無い子が選ばれる事が多い。

【神器・宝具】
各種族に受け継がれる宝や、特定の働きを持った道具。
三種の神器は人が八咫鏡、鬼が草薙剣、妖怪が八尺瓊勾玉の管理をしている。


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